
氷河の下のターコイズ色の湖を見たいけれど、クスコで自由な日は1日だけ。そんなとき必ず迷うのが「フマンタイ湖とアウサンガテの七つの湖、どちらにする?」という問題です。どちらもクスコから日帰りでき、標高4,000mを超え、絶景の写真が撮れます。けれども体験はまったく違います。一方は有名な湖ひとつを目指す短く急な登り、もう一方はいくつもの湖をめぐる長く静かな周回コースで、最後に温泉が待っています。項目ごとに比べて、自分に合うほうを選びましょう。
結論:どちらを選ぶ?
- フマンタイ湖がおすすめ:時間が少ない、移動時間を短くしたい、雪山の下の湖ひとつで十分という人。
- 七つの湖がおすすめ:すでに高度順応ができている、ゆるやかな道を長めに歩きたい、人が少ない場所が好き、最後に温泉に入りたいという人。
- 初めての高地ハイキングでクスコに着いて間もないなら、フマンタイのほうが短時間で済むことが多いです。七つの湖は標高4,300m以上にいる時間がずっと長くなります。
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項目別の比較
フマンタイ湖
- 出発点:モジェパタ近くのソライパンパ(約3,900m)。
- 最高地点:湖(約4,200m)。
- 歩行:急な登りが1〜2時間、下りは約1時間。
- 移動:クスコから片道約2.5〜3.5時間。
- 雰囲気:乾季の午前中はとても混雑。
アウサンガテの七つの湖
- 出発点:ティンキ近くのパッチャンタ村(約4,300m)。
- 最高地点:約4,600〜4,700m。
- 歩行:約8〜10km、3〜4時間の周回。傾斜はゆるやか。
- 移動:クスコから片道約3〜4時間。
- 雰囲気:静かで、リャマやアルパカ、牧畜の家族に出会えます。
一番の違い
フマンタイは標高が低いが急、七つの湖は標高が高く距離も長いが登りはゆるやか。急坂と高所の長時間滞在、どちらが自分にとってきついかで決めましょう。
標高と難易度
フマンタイでは、つづら折りの急な登りが1〜2時間続き、ここに負担が集中します。何度も休みながらゆっくり登れば、多くの人がたどり着けます。七つの湖にはそこまでの急坂はありませんが、出発点がすでに約4,300mで、午前中ずっと4,300〜4,700mの間を歩きます。高度順応が不十分だと、この長時間の高所のほうがフマンタイの急坂よりこたえることがあります。
どちらを選んでも、事前にクスコか聖なる谷で2〜3日過ごし、水分をとり、前夜は軽めの食事にしましょう。
高山病
激しい頭痛、強いめまい、嘔吐、安静時の息苦しさがあればガイドに伝え、すぐに下山してください。心臓や肺に持病がある方、妊娠中の方は事前に医師に相談を。
景色:湖ひとつか、七つか
フマンタイはサルカンタイ山域にある、フマンタイ峰の下のターコイズ色の湖ひとつ。写真はあまりにも有名で、湖畔からの眺めは登りの苦労に見合います。七つの湖はバリエーションが魅力で、プカコチャ、パタコチャ、コメルコチャ、アスルコチャなど色の違う湖を道がつなぎ、アウサンガテの氷河がすぐ近くに迫ります。光や色の変化を撮りたいなら七つの湖、あの定番の一枚が欲しいならフマンタイが確実です。
混雑と雰囲気
フマンタイはクスコで最も売れている日帰りツアーのひとつで、乾季は登山道も湖畔も多くのグループでにぎわいます。七つの湖は遠いぶん訪問者が少なく、アルパカやリャマを育てる村、石造りの家、高原プーナの静けさといった素朴な風景が広がります。
温泉というごほうび
七つの湖の周回を終えると、パッチャンタには村が運営する温泉プールがあり、雪山を眺めながら入浴できます。寒さのあとの最高のごほうびです。フマンタイのルート上に温泉はありません。七つの湖へ行くなら水着、タオル、サンダルを持参しましょう。
時間と移動
どちらも日帰りツアーで行くのが一般的です。
- 早朝、通常3時30分〜5時ごろにクスコでピックアップ。
- 途中で朝食休憩。
- 夕方から夜にかけてクスコに戻ります。七つの湖のほうが帰りは遅めです。
- どちらも少額の村の入場料があり、ボレト・トゥリスティコには含まれず、ツアーに含まれない場合は現金で支払います。料金は変わります。
個人でも行けますが手間がかかります。フマンタイはモジェパタまで移動してからソライパンパへ、七つの湖はティンキかパッチャンタに泊まるのが現実的です。
道中の馬
どちらのルートでも地元の人が馬を貸し出しており、支払いは現金です。フマンタイでは坂の大部分を馬で登れますが、最後の区間はふつう徒歩です。パッチャンタでも七つの湖用に馬を借りられます。高度がつらいときに便利で、収入は村に残ります。
ベストシーズン
5月〜9月の乾季は空が澄み、湖の色も最も鮮やかですが、どちらも明け方は氷点下になります。11月〜3月は雲やぬかるみが増え、雪の可能性もあります。七つの湖は標高が高いぶん寒さや雪の影響を受けやすく、雨季はフマンタイのほうが歩き通しやすいでしょう。
両方行きたい場合は?
可能ですが、同じ日には無理です。クスコから正反対の方向にあります。標高の低いフマンタイを先にして、七つの湖の前に少なくとも1日休むのが合理的です。さらに行きたいなら、レインボーマウンテンかパルコヨで高地の絶景三選が完成します。
持ち物
- 暖かい上着、帽子、手袋、保温インナー。
- グリップのよいトレッキングシューズ、使う人はポール。
- 高SPFの日焼け止め、サングラス、UVカットのリップクリーム。
- 水2リットル程度と行動食。
- 入場料・馬・トイレ用の現金(ソル)。
- 七つの湖なら水着とタオル。
よくある質問
- フマンタイと七つの湖、どちらがきつい?
- フマンタイは短いがとても急な登り、七つの湖は距離も標高も上だが傾斜はゆるやかです。高度順応が足りないと七つの湖の長時間の高所がこたえます。
- 人が少ないのは?
- 七つの湖です。クスコから遠く、ツアーの数も少なめです。
- クスコから近いのは?
- フマンタイです。片道約2.5〜3.5時間、パッチャンタまでは約3〜4時間です。
- 1日で両方行けますか?
- いいえ。正反対の方向なので、少なくとも1日あけましょう。
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