雲に包まれたマチュピチュの遺跡と、背後にそびえるワイナピチュ
マチュピチュ

マチュピチュへの行き方:列車・インカ道・イドロエレクトリカ経由

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マチュピチュへは車道が通じておらず、遺跡へはウルバンバ川の渓谷の底にある村、アグアス・カリエンテス(正式名はマチュピチュ村)からしか行けません。アグアス・カリエンテスまでの主な行き方は3つ。列車、徒歩で歩くインカ道、そして節約派向けのイドロエレクトリカ経由ルートです。このガイドでは、それぞれの方法と所要時間の目安、早めに予約しておくべきものを解説します。

まずはここから: クスコ旅行のコツ · クスコでやること

ルートの全体像

定番ルートは、クスコ → オリャンタイタンボ(聖なる谷)→ 列車でアグアス・カリエンテス → バスまたは徒歩で遺跡へ、という流れです。クスコからオリャンタイタンボまでは車で約1.5〜2時間、オリャンタイタンボからアグアス・カリエンテスまでの列車はおおむね1.5〜2時間かかります。クスコから車で20〜30分ほどのポロイ駅を出発する列車もありますが、全体の所要時間は長くなります。

  • 列車:最も快適で早く、ほとんどの旅行者がこの方法を選びます。
  • インカ道:最も憧れの体験。許可証の数に限りがあり、ツアー会社の利用が必須です。
  • イドロエレクトリカ経由:いちばん安い反面、時間がかかり、線路沿いを歩く区間があります。

ヒント

マチュピチュへ行く前に聖なる谷で1泊する旅行者も多くいます。クスコより標高が低いので高度順応に役立ち、オリャンタイタンボもすぐ近くです。

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方法A:列車(ペルーレイルまたはインカレイル)

アグアス・カリエンテス駅に停まるマチュピチュ行きの列車
アグアス・カリエンテス駅に停まるマチュピチュ行きの列車

アグアス・カリエンテス行きの列車を運行しているのは、ペルーレイル(PeruRail)とインカレイル(Inca Rail)の2社です。どちらも複数のクラスがあり、シンプルで快適な車両から、天井まで窓がある展望車、車内で食事が出る豪華列車までそろっています。違いは快適さや眺め、料金で、所要時間はほぼ変わりません。

列車はどこから出る?

  • オリャンタイタンボ:最も本数が多い駅です。クスコからタクシー、乗合バン(コレクティーボ)、送迎で行けます。
  • ポロイ(クスコ近郊):主に乾季、ここから出発する便もあります。
  • バス+列車の乗り継ぎ便(ビモーダル):雨季(おおむね1〜4月)はクスコ/ポロイから列車が出ないことが多く、鉄道会社のバスでオリャンタイタンボまで行き、そこで列車に乗り換えます。チケットは1枚で済みます。

時刻表や運賃は季節や需要によって変わるため、必ずペルーレイルとインカレイルの公式サイトで確認してください。ハイシーズン(6〜8月、祝日、聖週間)は、便利な時間帯の便が数週間前に売り切れます。

方法B:インカ道を歩く

ペルー・アンデスの山道を歩くハイカー
ペルー・アンデスの山道を歩くハイカー

クラシックなインカ道は4日間・約40kmの道のりで、標高4,000mを超える峠やいくつもの遺跡を越え、最後に太陽の門(インティプンク)からマチュピチュに入ります。線路の104km地点付近から歩き始め、ウィニャイワイナ遺跡を通る2日間のショートコースもあります。

  • 認可を受けたツアー会社を通してのみ歩くことができ、個人で歩くことは認められていません。
  • 許可証は記名式で数に限りがあり、5〜9月分は数か月前に売り切れるのが普通です。
  • 毎年2月は整備のため閉鎖されます。
  • 許可証の発行に使ったパスポートが必要です。

注意

インカ道はワルミワニュスカ峠で標高4,200mを超えます。クスコや聖なる谷で数日かけて高度に順応してから挑戦してください。

方法C:イドロエレクトリカ経由

費用を抑えたい人向けのルートです。クスコからバスやバンで山道を走り、サンタ・マリアとサンタ・テレサを経由してイドロエレクトリカ(水力発電所)まで行きます。所要時間はおおむね6〜7時間。そこから線路沿いの平坦な道を2.5〜3時間ほど歩くとアグアス・カリエンテスに着きます。歩きたくない人のために、イドロエレクトリカから出る短い区間の列車もあります。

  • 長所:最も安く、山道の景色は壮観です。
  • 短所:行きも帰りも、ほぼ丸1日が移動でつぶれます。
  • 道はカーブが多く、狭い区間もあります。きちんとした旅行会社を選び、夜間の移動は避けましょう。
  • 雨季には土石流(ワイコ)で道が通れなくなるおそれがあります。

ヒント

歩くときは線路の上ではなく、必ず脇の歩道を通りましょう。夕方に着く予定なら懐中電灯を持っていくと安心です。

そのほかのトレッキング:サルカンタイとラレス

インカ道の許可証が取れなかった場合は、サルカンタイ・トレック(通常4〜5日。標高約4,600mのサルカンタイ山のそばを通ります)やラレス・トレック(3〜4日。アンデスの村々や温泉をめぐります)が人気の選択肢です。特別な許可証は不要で、アグアス・カリエンテスがゴールになるか列車に接続しており、ほとんどのパッケージにマチュピチュ見学が含まれています。

アグアス・カリエンテスから遺跡へ

アグアス・カリエンテスから遺跡へ上る方法は2つ。つづら折りのハイラム・ビンガム道路を走るバス(約25〜30分)か、急な石段を歩いて上るか(おおむね1.5時間)です。コンセトゥール(Consettur)社の運行権は2025年9月に期限が切れ、2026年は暫定的に2社が運行しています。コンセトゥール(「カミノ・ア・ラ・マラビーリャ」へブランド変更中)とサン・アントニオ・デ・トロントイです。バスのチケットは村またはオンラインで購入できます。旅行日にどちらの会社が販売しているかを確認し、ハイシーズンは早朝から行列ができることを覚えておきましょう。

ヒント

入場時間が朝一番なら、前の晩にアグアス・カリエンテスに泊まると極端な早起きをせずに済み、始発に近いバスに乗れます。

マチュピチュの入場券

入場券は時間指定制で、遺跡内の特定の周遊ルート(サーキット)とセットになっています。サーキットごとに見られるエリアが異なり、ワイナピチュやマチュピチュ山への登山を含むものもあります。1日の入場者数には上限があり、ハイシーズンは数週間〜数か月前に売り切れます。

  • 文化省の公式サイト(tuboleto.cultura.pe)か、ツアーを通じて早めに購入しましょう。
  • パスポートの原本を持参してください。入口で提示を求められ、チケットの情報と一致している必要があります。
  • 入場時間は守りましょう。遅刻への猶予はあまりありません。
  • ガイド同行のルール、バッグの規定、サーキットはよく変更されます。出発前に最新の規則を確認してください。

最後にアドバイス

  • 予約は「入場券 → 列車 → 宿」の順に。最初に売り切れるのは入場券です。
  • 重ね着できる服装で。朝は冷え込み、昼は日差しが強くなります。
  • 虫よけと日焼け止めは必需品です。
  • アグアス・カリエンテス用にソルの現金を少し持っていきましょう。
  • 時間に余裕を。列車や道路はときどき遅れます。

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