
クスコの標高は約3,400m。多くの旅行者は海沿いのリマから飛行機でわずか1時間ほどで到着します。体が慣れる時間がないため、高山病(現地では「ソロチェ」と呼ばれます)は旅行者の心配ごとの上位に入ります。うれしいことに、ほとんどの場合は軽症で、ちょっとした心がけで予防できます。その方法を紹介します。
医療に関する注意
このガイドは情報提供を目的としたもので、医療専門家の助言に代わるものではありません。心臓や呼吸器に持病がある方、妊娠中の方、服薬中の方は、高地へ行く前に医師に相談してください。
高山病とは?
標高が上がるにつれて気圧が下がり、ひと呼吸で取り込める酸素が少なくなります。急性高山病は、この酸素の少なさに体が慣れていないときに起こります。年齢や体力に関係なく誰にでも起こりうるもので、体力に自信があっても予防にはなりません。むしろ初日に無理をしてしまう原因になることもあります。
GetYourGuideで人気のアクティビティ
よくある症状
到着後6〜24時間で現れることが多く、ほとんどの場合は1〜2日休めば良くなります。
- 頭痛(最も多い症状です)
- 吐き気、食欲不振
- 不眠、眠りが浅い
- 階段を上るなど、体を動かしたときの息切れ
- だるさ、軽いめまい
危険なサイン:下山して助けを求めるべきとき
まれに、高山病が重症化して高地脳浮腫(HACE)や高地肺水腫(HAPE)になることがあります。どちらも命に関わる緊急事態です。
- 混乱している、言動がおかしい、強い眠気がある
- ふらつく、まっすぐ歩けない
- 鎮痛剤が効かない激しい頭痛
- 安静にしていても息苦しい、咳が止まらない、泡状やピンク色のたんが出る
- 唇や爪が青紫色になっている
注意
これらのサインがひとつでも見られたら、できるだけ早く標高を下げ、すぐに医療機関を受診してください。様子見は禁物です。
予防のポイント
ゆっくり高度に慣れる
大切なのは体に時間をあげること。おすすめは、標高の低い聖なる谷(ウルバンバやオリャンタイタンボで約2,800〜2,900m)から旅を始め、1〜2泊してからクスコへ上がる方法です。聖なる谷はマチュピチュへの通り道でもあります。
到着後24〜48時間の過ごし方
- 無理をしないこと。特に坂道や階段はゆっくり歩きましょう。
- 1日を通してこまめに水を飲みましょう。
- 最初の数日はお酒とたばこを控えましょう。
- 食事は軽めに。高地では夕食の食べすぎがこたえます。
- しっかり眠り、到着直後にハードな観光の予定を入れないようにしましょう。
ヒント
クスコ初日のおすすめプラン:中心部をゆっくり散策し、昼食は軽めにして、午後はホテルで休みましょう。
コカ茶とコカの葉
アンデスでは昔から、コカの葉をお茶(コカ茶)にしたり噛んだりして高地の影響を和らげてきました。多くのホテルではフロントで無料で用意しています。効果は穏やかで高度順応の代わりにはなりませんが、体に合うと感じる旅行者も多くいます。
注意
コカを摂取すると、数日間は薬物検査で陽性反応が出ることがあります。また、コカの葉や関連製品を持ち帰ろうとしないでください。日本を含め多くの国で持ち込みが禁止されています。
薬と酸素
アセタゾラミド(日本での商品名はダイアモックス)は高山病の予防に使われる薬ですが、禁忌や副作用があります。医師に勧められた場合のみ、できれば出発前にトラベルクリニックで相談したうえで服用してください。軽い頭痛に使う鎮痛剤も、どれが自分に合うか医師に確認しておきましょう。
クスコの多くのホテルでは宿泊客向けに酸素を用意しており、酸素を供給する客室を備えたホテルもあります。症状の緩和には役立ちますが、危険なサインが出たときに標高を下げることの代わりにはなりません。
標高の高いツアーは後半に
人気のツアーの中には、クスコよりかなり高い場所へ行くものがあります。レインボーマウンテン(ビニクンカ)は標高約5,000m、フマンタイ湖は約4,200mです。少なくとも2〜3日かけて高度に慣れてから参加し、到着当日は避けましょう。一方、マチュピチュは標高が低い(約2,400m)ため、高山病が問題になることはあまりありません。
まとめ
- できれば最初の宿は聖なる谷に。
- 最初の48時間はゆっくり行動。
- 水はしっかり、お酒は控えめ、食事は軽めに。
- 薬は医師の助言がある場合のみ。
- 標高4,000m超のツアーは旅の後半に。
- 危険なサインが出たら、下山して医療機関へ。
出発前の準備
ペルー用eSIM
出発前にAiraloのデータ通信用eSIMをインストールしておけば、着陸後すぐにネットにつながります。事前にスマートフォンがeSIM対応・SIMロック解除済みか確認してください。
ペルーでネットにつなぐ →空港送迎
到着前にWelcome Pickupsでクスコ空港から宿泊先までの専用送迎を予約できます。ドライバーが到着ロビーでお待ちしています。料金とキャンセル条件は予約時に確認してください。
空港送迎を予約する →このプランを予約
ご注意: このガイドの助言やおすすめは、調査と地元での経験に基づいています。 料金、営業時間、規則は変更されることがあるため、必ず公式情報や事業者にご確認ください。 Cusco Tipsは、第三者のサービス、予約、このガイドに基づく判断について責任を負いません。一部のリンクはアフィリエイトリンクです (アフィリエイト方針).
関連ガイド

クスコ観光ガイド:街と周辺でやりたいこと30選
クスコでやりたいことを総まとめ。街の見どころ、マチュピチュ、聖なる谷、日帰り旅行、トレッキング、グルメ、市場、祭り、1〜3日のモデルプラン。
ガイドを読む →
マチュピチュへの行き方:列車・インカ道・イドロエレクトリカ経由
クスコからマチュピチュへの行き方を徹底解説。ペルーレイルとインカレイルの列車、インカ道、イドロエレクトリカ経由ルート、遺跡へのバスと入場券まで。
ガイドを読む →
聖なる谷ガイド:ピサック、モライ、マラス、オリャンタイタンボ
クスコ近郊・聖なる谷の見どころ(ピサック、チンチェロ、モライ、マラスの塩田、オリャンタイタンボ)、入場券、回り方、2日間のプランを紹介。
ガイドを読む →
レインボーマウンテン(ビニクンカ)完全ガイド
標高約5,000mのレインボーマウンテン。クスコからのツアー、トレッキングの様子、馬、レッドバレーやパルコヨ、安全のための高度対策を解説。
ガイドを読む →
