
クスコのカテドラル、正式名称「聖母被昇天大聖堂(カテドラル・バシリカ・デ・ラ・ビルヘン・デ・ラ・アスンシオン)」は、石造りのファサードと2つの塔でアルマス広場を見下ろしています。外観も圧巻ですが、内部はさらに驚きです。南米最大級の植民地美術の宝庫で、クスコ派の数百点の絵画、金箔や銀で覆われた祭壇、そして有名になった珍しい作品もあります。たとえば、イエスと使徒たちがクイ(テンジクネズミ)を囲む「最後の晩餐」です。
歴史:インカの宮殿の上に建つ大聖堂
カテドラルは、インカ王ビラコチャの宮殿とされるキスワルカンチャの土台の上に建てられました。新たな植民地権力を見せつける、明らかな意図をもった行為でした。建設は16世紀半ばからおよそ1654年まで、1世紀以上に及びました。建設にはサクサイワマンから運んだ石材が再利用されています。ルネサンス様式とバロック様式が混ざり合い、働き手の多くが先住民だったことは、多くの装飾の細部に表れています。
複合建築は3つの聖堂がつながった構成です。中央のカテドラル、インカの古い建物の上に建てられたクスコ最初のキリスト教会であるトリウンフォ教会、そしてサグラダ・ファミリア(イエス・マリア・ヨセフ)教会です。
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内部の見どころ
マルコス・サパタの「最後の晩餐」
18世紀にクスコの画家マルコス・サパタが描いたこの「最後の晩餐」は、最も話題になる作品です。食卓の中央にはクイの丸焼きが置かれ、アンデスの果物や、解釈によってはチチャも描かれています。アンデスの画家たちがヨーロッパの図像を自分たちの世界に合わせて取り入れた、まさにその好例です。
地震の主(セニョール・デ・ロス・テンブローレス)
クスコで深く崇敬されている、浅黒い色の磔刑のキリスト像です。言い伝えによれば、1650年の大地震の際にこの像の行列を行ったところ揺れが収まり、それ以来、街の守護者となっています。毎年聖月曜日に、大勢の人が集まる行列が行われます。
祭壇と聖歌隊席
- 銀で覆われた主祭壇。
- 杉材に精緻な彫刻を施した聖歌隊席。
- 側廊に並ぶ、金色に輝くバロック様式の祭壇画(レタブロ)の数々。
クスコ派の美術
山を思わせる三角形のマントをまとった聖母、豪華な衣装の天使、アンデスの風景を背景にした聖書の場面を描いた絵画。1650年の地震後のクスコを描いた絵にも注目しましょう。
マリア・アンゴラの鐘
塔のひとつには、17世紀に鋳造された、南米で最も有名な鐘のひとつ「マリア・アンゴラ」があります。鳴らされるのは特別な機会だけです。
ガイドかオーディオガイドを
見どころが非常に多いので、解説があると見学がぐっと充実します。通常は入場券にオーディオガイドが付いているか、入り口で公認ガイドを頼めます。
入場料と宗教施設共通券
カテドラルはクスコ周遊券(ボレト・トゥリスティコ)には含まれません。単独の入場券があるほか、「宗教施設共通券(ボレト・レリヒオソ)」または「大司教区宗教施設周遊(シルクイト・レリヒオソ・アルソビスパル)」にも含まれます。共通券には通常、サン・ブラス教会、宗教美術館(大司教館)、サン・クリストバル教会も含まれます。料金は外国人、ペルー人、学生で異なり、時期によって変わるので、行く前に最新の料金を確認しましょう。
開館時間と所要時間
- 観光見学はたいていおよそ10時から18時まで。祝日や宗教行事の際は変更されることがあります。
- ゆっくり見るなら1〜1.5時間をみておきましょう。
- 朝の早い時間は比較的空いていて、午後の半ばにはシティツアーのグループがやってきます。
ルールとアドバイス
- 内部での写真・動画撮影は禁止です。
- 敬意ある服装で。現役の聖堂です。入るときは帽子を脱ぎましょう。
- ミサの間は観光見学はできません。参加したい場合は、信者として静かに入りましょう。
- 中は寒いので、羽織るものを1枚持っていきましょう。
撮影禁止
撮影禁止は厳格で、警備員がしっかり取り締まっています。携帯を手放して、見学を楽しみましょう。
組み合わせ方
- シティツアーで:たいていカテドラルかコリカンチャが最初の見学地です。
- 中心部の散策と:アルマス広場、ラ・コンパニーア教会、ハトゥン・ルミヨク通り、サン・ブラスは、どれも数分の距離です。
- 宗教施設共通券で:午前中を使って、カテドラル、宗教美術館、有名な木彫りの説教壇があるサン・ブラス教会を巡りましょう。
よくある質問
- クスコのカテドラルは周遊券に含まれますか?
- いいえ。単独の入場券で入るか、ほかの聖堂や宗教美術館を含む宗教施設共通券で見学します。
- クイの「最後の晩餐」はどこにありますか?
- クスコのカテドラルの中にあります。18世紀のクスコの画家マルコス・サパタの作品です。
- カテドラルの中で写真を撮れますか?
- いいえ、内部での撮影・録画は禁止されています。
- 見学にはどのくらい時間が必要ですか?
- オーディオガイドやガイドとゆっくり見るなら、1〜1.5時間です。
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